山間の秘湯「燕温泉」を起点に、時計回りに妙高山を一周してきた。例年、7月1日の山開き直後は、登山者は比較的少なめだが、3月17日の「妙高戸隠連山国立公園」の誕生の効果もあってか、大勢の登山客でにぎわっていた。
北地獄谷の残雪は例年よりも多く、コイワカガミなど春の花もちらほら。
山頂直下の岩場を抜けると、山頂。まだ残雪をまとった火打山・焼山・金山・天狗原山などの頸城の山々と、信州の山々が我々を迎えてくれた。
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山頂からは長助池方面へ。中央火口丘から火口原まで1時間弱の急降下だ。長助池と大倉乗越との分岐の手前には、まだかなりの残雪があった。ザザザ・・・と気持ちよく下っていく。
妙高山とその外輪山の間に広がる長助池は、残雪と新緑がまぶしく、ハクサンコザクラやワタスゲ、ミズバショウなどが咲く、「山上の楽園」と呼ぶにふさわしい場所だ。ここだけは異空間で、まるで時間が止まっているか、ゆったりと流れているような錯覚を覚える。
時折残雪を踏みしめながら、長い長い下りを下っていくと、台風の接近もあってか、徐々に下界の暑さが身に染みてくる。どこまでも青い空と冷涼な山頂、時間が止まったような長助池の景色がいっそう心に残った山行だった。
帰宅してから、山の幸でエネルギー充填。ようやく生き返ったような気がした。
時折残雪を踏みしめながら、長い長い下りを下っていくと、台風の接近もあってか、徐々に下界の暑さが身に染みてくる。どこまでも青い空と冷涼な山頂、時間が止まったような長助池の景色がいっそう心に残った山行だった。
帰宅してから、山の幸でエネルギー充填。ようやく生き返ったような気がした。
この地を襲った未曾有の大災害「7.11水害」からこの日でちょうど20年。近年、地震や豪雨など、自然災害が頻発する中、自然とはなにか、人間とはなにかを、あらためて考えてみようと思う。
○山行日時 2015年7月11日(土)
○山行地 燕温泉~北地獄谷~天狗堂~妙高山山頂~長助池~麻平~燕温泉
○メンバー わたしほか1名
○山行地 燕温泉~北地獄谷~天狗堂~妙高山山頂~長助池~麻平~燕温泉
○メンバー わたしほか1名