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Channel: 妙高山麓発・サラリーマン日記
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色鮮やかな紅葉とブナの海【小谷村・湯峠~大渚山往復(10/12)】

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 里帰りした長女の「山に登りたい」というリクエストで、12日(日)、紅葉見物がてら、家族4人で雨飾山の隣にある「大渚山(おおなぎやま・1,566m)」へ登山に行ってきた。今回、この地を選んだのは、初心者でも気軽に登れて、景色がいいのはもちろんなのだが、高度から考えて紅葉にちょうどいいし、加えて前々から山スキーでぜひ訪れてみたいと思っていた山でもあり、その偵察を兼ねられるというのが理由だった。
 この日、妙高では朝から青空が広がったものの、午後からは天気が崩れるとの予報から、早めに出撃した。朝7時に妙高の自宅を出発。北陸自動車道の糸魚川インターを下り、おっかない洞門が続く国道148号を白馬方面へ。トンネルとトンネルの間にあるやや危ない交差点を左折し、グングン標高を上げていくと、徐々に紅葉が鮮やかになってきた。小谷温泉に着くころには、辺りはすばらしい紅葉に。道の両脇には、紅葉見物の人たちがちらほら見られた。ここから鎌池方面へ進むと、左手にピークが見えてきた。あれが大渚山だ。山頂付近が崩落しているようで、白っぽく見える。近年のゲリラ豪雨の影響なんだろうか。
 何台か車が止まっている湯峠に到着し、車を降りると、冷気が一帯を支配していた。防寒着を着て準備を整え、わたしを含む総員4名は9:25ごろに登山口を出発。
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 黄色く色づいたブナの林が広がる気持ちのいい登山道だ。時折巨木も現れ、楽しませてくれる。前日の雨のせいか、足元は結構とぬかるんでいる場所もあった。紅葉はちょうどピークで、モミジの赤や黄色が鮮やかだ。連れはみんな歓喜の声を上げている。登山道を歩き出すと、冷たい風が届かないこともあり、防寒着は再びザックの中にしまうことになる。普段運動不足の妻も、なんとかがんばって登っている。
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 振り返ると、鮮やかなグラデーションがかかるブナの海の向こうには、堂々と雨飾山がそびえていた。今日はかなりの人でにぎわっていることだろう。荒菅沢上部は、年々崩壊しているようにも見える。
 
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 少々スリッピーな急坂を上っていくと、ベンチが現れる。山頂は近いようだ。更に登ると、右側の視界が一気に開けた。ここが山頂付近の崩壊地だ。危険だが景色は最高。更に行くと登山道のすぐ脇まで崩壊していた。
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 ここからほどなく「東峰」と印のある山頂に10:35ごろ到着。三角点があり、先客に写真を撮ってもらった。感謝。予想していたよりもかなり景色はすばらしい。日本海から雨飾山、妙高山、金山、黒姫山、高妻山、戸隠連峰、そして寒気で白く染まった後立山連峰の大パノラマが広がっていた。
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 ここから「展望台」へ向かい、10:50ごろ到着して大休止。ここでカップラーメンランチといきたかったが、午後からの天気が心配なので、デザートのパンケーキだけ食べて、早めに下山した。
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 今年、成人式を迎えた長女は、下り坂が大の苦手。どうやら「滑る」という恐怖が先に立ってしまうらしい。檄を飛ばしつつ、足の置き方を事細かに指導したら、なんとか下れるようになった。
 帰りに道沿いを見ながら下ると、おいしそうなお土産が。長女と三女は、目を丸くして観察していた。
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 12:45ごろに下山し、登山口のベンチでカップラーメンランチの後は、紅茶と菓子でティータイムを満喫。家族水入らずで、紅葉を楽しみながら、ゆったりと過ごした。
 温泉に入って汗を流して帰ろうと車に乗り込むと、ポツポツと雨粒が降ってきた。ナイスタイミングである。今回、初めて立ち寄った村営の雨飾荘は、雨飾山の登山客で満員御礼だったが、久しぶりの小谷温泉は、肌がツルツルになってポカポカ温まった。入浴料は700円だった。
 今回のファミリー登山は、時間がゆったりと流れているようで、なんとも充実した時間を過ごすことができた。そして、なによりも、家族全員が無事に登頂できて、ほんとうによかった。
 
 
○山行日時  2015年10月12日(月・祝)
○山行地   長野県小谷温泉・湯峠~大渚山往復
○メンバー  わたし、妻、長女、三女

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