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Channel: 妙高山麓発・サラリーマン日記
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蓮華温泉発・時計回りで白馬岳【蓮華温泉~白馬大池~白馬岳~鉱山道~蓮華温泉(8/22)】

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 不安定な天気の合間を縫って、22日(金)、糸魚川市の蓮華温泉から白馬岳へ日帰りで行ってきた。
 
 早朝2時30分に起床。空には星が見える。北陸道に乗り、糸魚川インター下車、蓮華温泉に向かううねうねとした長い林道を進む。冬の星座オリオン座が東の空に見える。空が白み始め、雪倉岳から朝日岳の稜線が浮かび上がると、5時前に蓮華温泉駐車場に到着。不安定な天気もあってか、駐車場の車は少ない。朝食を取り、5時5分出発。蓮華温泉のロッジの裏から登山道が始まる。
イメージ 1 高度を上げていくと、下に蓮華温泉の建物が、向こうの尾根には仙気の湯だろうか、露天風呂らしき湯気が見える。樹林帯を進むと、パッと視界が開け、小蓮華山~雪倉岳~朝日岳の大パノラマが望める「天狗ノ庭」に着く。火打山のそれよりはイマイチな雰囲気だが、それにしても景色がすばらしい。残雪を湛えた雪倉岳は、なんだか火打山に似ている。その山腹を、今日の下降路で辿る予定の「鉱山道」が細々と刻まれている。
 淡々と進み、木々が少なくなったと思ったら、6時55分、白馬大池に到着。ここまで1時間50分。いいペースだ。気持ちのいい白馬大池山荘のベンチで休憩を取らせてもらい、山荘から出てきた男性と会話を交わす。
 ここから小蓮華山目指して白ザレの尾根を進んでいく。振り返ると、満々と水を湛えた白馬大池の向こうに、妙高連峰が見守ってくれている。イメージ 2
 尾根の左側、白馬村方面は一面の雲海が広がっていて、絶景だ。先行していた美しい2人の「山レディ」さんたちに、記念撮影を頼まれる。わたしにも「写真取りましょうか」と(愛想で)言ってくれたが、グッとこらえて遠慮しておいた。
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 8時ごろ、新潟県最高峰の小蓮華山(2,769m)に到着すると、結構な人で賑わっていた。一時、山頂が崩落して落下した「鉄剣」は、引き上げて修復されたらしく、反対側に移設、再建されていた。とても大変だっただろう。首のない地蔵様に手を合わせる。白馬岳をはじめ、後立山連峰の山々が美しい。
 雪倉岳、朝日岳へと延びる稜線は、対照的に限りなくたおやかだ。
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 景色を楽しみながらしばし休憩した後、新潟、富山、長野三県の境であり、三叉路である「三国境」へ下る。そこから急な登りが始まるが、たくさんの高山植物が励ましてくれる。日差しは強く、昨日までの雨が嘘のようだ。風はドライで涼しく、どこまでも心地よい。と、思ったら、途中からなんだか「匂う」のである。
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 9時18分、白馬岳山頂(2,932m)に到着。思い切って来てよかった。我が故郷の妙高連峰や戸隠連峰、後立山連峰や立山、剱岳、八ヶ岳、おまけに富士山まで、360度の大パノラマがを楽しみながら大休止。登っている途中で「なにか匂う」と思っていたのは、白馬山荘のごみ焼却によるものだと分かった。登山者の数は半端ではないので、ごみもかなりの量が出るのだろう。すばらしい景色とは対照的に、黒々と立ち上る煙に複雑な思いを抱いた。
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 休んでいると、白馬山荘側から一人の若い女性が上がってきた。しきりに景色を見て感動の言葉を述べている。女性はわたしに「富士山が見える」と教えてくれたのだが、実はそれまで富士山が見えていることに気が付いていなかったのだ。登山者かと思ったら、このかたは、このすぐ下の山小屋でアルバイトをしているとのことで、これほどまでにすばらしい天気は、久しぶりらしい。
 30分以上休んでいたら、あまりにも涼しくて、少々手がかじかんできた。
 
 9時55分、下山開始。三国境の分岐を目指して下っていくと、途中で追い抜いた何組かとすれ違う。境の手前で、先ほどの「山レディ」お二人と再会し、互いに「お気をつけて」と言葉を交わす。
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 三国境から左に折れ、「雪倉岳・鉱山道」方面の道に入っていくと、道の様子は一変。踏み跡や人の気配は、極端に少なくなる。ザクザクと白ザレの斜面を下っていくと、巨大な岩のオブジェが迎えてくれた。残雪や長池と呼ばれる池の向こうには、雪倉岳~朝日岳のなだらかな稜線がどこまでも続いている。振り返ると、白馬岳の頂からは、雲が勢いよく上がっている。たぶん白馬村方面から立ち上ってきたガスなのだろう。天気は確実に下り坂だ。
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 それにしても静かである。聞こえるのは、風の音だけ。道跡は不明瞭で、赤いペンキマークが頼りだ。ガスっていたら、簡単にミスコースしてしまうかもしれない。
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 分岐から右に折れ、いよいよ「鉱山道」が始まる。いつしか白ザレは黒ザレに変わり、不明瞭な道跡をペンキマークを頼りに下っていく。道跡は、更に不明瞭になる。風がなくなり、暑さが戻ってきたところに、「うまい水」と赤ペンキで表示された水場に到着。ここの水は冷たくて、格別だった。
イメージ 8イメージ 9 鉱山道の道幅は極端に狭く、なかなかスピードが上がらない。2回ほど道を踏み外し、転倒してしまった。こんな場所でけがでもしたら、命取りだ。
 しかし、たくさんの珍しい花々が咲いていて、限りなくのどかだ。来てよかった、としみじみ思う。先を急がず、のんびり行くことにしよう。
 下っていくと、「塩谷精錬所」跡に到着。こんな山奥の雪倉山と小蓮華山のすぐ麓に精錬所があったとは、ただただ驚くしかない。「鉱山道」は、雪倉銀山開発の際に開かれた道で、すでに大正時代には廃坑になったらしい。明治27年には、ウェストンがこの道を辿って白馬岳に登ったとのことだ。
 
 糸魚川から望む白馬岳や小蓮華山などの山並みは、「蓮(ハス)」の花びらを連想させる。「蓮華」とは、実は新潟県からの白馬岳の呼び方で、その手前にある山を「小蓮華山」と呼んでいたのではないか。今回、鉱山道からの白馬岳や小蓮華を望み、そう感じたのだが、実際にはどうなんだろう。
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 正午を回り、雲行きがだんだんと怪しくなってきた。途中、雪渓の残った沢と遭遇する。雪の上に乗って対岸へ渡るには薄そうで、見えない落とし穴だらけだ。しかたなく、雪の隙間から沢へ降り、残雪のトンネルをくぐることに。「崩落しないでくれ」と祈りつつ、雪渓のトンネルの下をしばらく行き、適当なところから力ずくで雪渓の上に再びよじ登る。なかなかスリリングだった。
 「神ノ田圃」という池に差し掛かる。この平らな場所には、鉱山の事務所があったらしい。
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 振り返ると、小蓮華山の上には雷雲らしい雲が。登山者たちは大丈夫だろうか。
 更に下っていくと、道のど真ん中に、なにやら真っ黒なドロッとした物体が。まさしく「クマの糞」だった。鉱山道に入ってから、だれにも会っていない。が、こんなところでクマに遭うのはごめんである。ピーピーとホイッスルを吹きながら進む。
 右手には、蓮華菱といわれる白いみごとな岩壁が立ちはだかっている。
 
 瀬戸川の渡渉は、少々心配していたのだが、立派な仮設橋が掛けられていて安心した。川の流れは、澄み切っていて美しかった。黒いガレ場を登り、快適な「蓮華の森の自然歩道」に入った辺りから雷雨が。幸いなことに、巨木の下を通るので、雨が当たりにくく、合羽を着る必要はなかった。
 しかし、雷はすぐ近くで鳴っていて、少々ビビリながら蓮華温泉へ。14時25分、無事に蓮華温泉駐車場に到着。上りよりも大幅に時間をオーバーして駐車場に到着すると、雨は本降りとなった。ああ、助かった。
 悪天候の合間を縫っての9時間20分の「白馬岳単独行」は、なかなか充実した山旅だった。特に鉱山道は、かなり手強く、骨が折れたが、静かで楽しい山歩きが楽しめた。反面、歴史深い道なのに、だれにも会わなかったのは、少々複雑な思いがした。

追伸:下山してから首の日焼けに苦しんでいます。くれぐれも日焼け対策を万全にされることをお勧めします。
 
〇山行日時  2014年8月22日(金)
〇山行地・コース   糸魚川市・蓮華温泉~白馬大池~小蓮華山~白馬岳~鉱山道経由~蓮華温泉
〇メンバー  わたし単独

白馬岳~鉱山道の天使たち+α【8/22番外編】

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 22日の蓮華温泉~白馬岳~鉱山道では、登山道脇にたくさんの種類の花が咲いていました。特に、人の少ない鉱山道に入ってからは、すばらしかったです。
 とてもすべてを撮りきることはできなかったので、その一部を紹介します。
 また、気になった「景色やモノ」もあわせて紹介します。
 
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なんとか坊主回避【青田川(8/30)】

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 今日から9月突入。今年の12分の5が終了したことになる。そういえば、今年は不安定な天気もあって、ほとんど渓流釣りに出かけていない。
 
 30日は、午後から雨が降るとの予報だったので、久しぶりに渓流釣りをしようと思い立ち、いざ、近くの青田川へ。車を置き、準備を整えて歩き出すと、強烈な藪が立ちふさがり、これらを掻き分けて進む。
 適当なところから川へ降り、まずは川虫採り。ここには、イワナの好物の川虫がたくさんいて、餌の確保に悩むことはない。
 いいポイントが続くが、竿を振っても、まったくアタリがない。前日の雨のせいで水温が低いためなのか、それともまったく魚がいないのか。魚影も確認できない。しかたなく、てくてく登っていく。
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 小さいポイントで、ようやく獲物がかかり、なんとか坊主にならずに済んだ。
 大きな落ち込みの所では、イワナが元気よく遡上する姿も見られたが、その後もアタリは渋く、そもそも魚影が薄いんだなという結論に達した。
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 原因は不明だが、かなり崩落した場所が多く、川の様子がだいぶ変わっていたので、最近の局地的な豪雨が影響しているのかもしれない。
 また、もともと漁協の皆さんの放流が行われていた場所なので、しばらく放流が行われていないのかもしれない。
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           ▲右俣に入ってすぐの場所にある滝
 
 籠町南葉山と青田南葉山にそれぞれ通じる川の二又に着いたところで、大粒の雨が降り出した。先ほどのイワナの腸を抜いて、雨の中を引き返していった。
 帰宅後、子ども(小2)のマラソンの練習で、2キロほど走った。
 夕食は、久しぶりに新井の田町にある「鳥新」へ。昼食を食べずに釣りをしていたので、ビールが五臓六腑に染みわった。名物の焼き鳥も最高だった。
 
〇山行日時  2014年8月30日(土)
〇山行地   青田川
〇メンバー  わたし単独

気持ちいい景色の中で竿を振れる幸せ【関川水系某支流(9/6)】

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 前日に釣り名人のSさんから声がかかり、6日(土)は関川水系の某支流へ渓流釣りに行ってきた。
 まだ暗い朝4時40分に待ち合わせの場所へ集合。ヘッドランプを点け、二人で歩き始める。「今日は飛ばすからね」と、S名人の足取りの速さは、川原歩きでも変わらない。そのうちに陽が昇り、美しい山々が川の向こうに現れた。川原の中を延々2時間以上歩いたところで、いよいよ釣りの準備に取り掛かる。ここまで来れば、後続と会うこともないだろう。
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 名人Sさんは毛鉤、わたしは餌釣りで釣り上がっていく。前日の雨で、水は少々濁っていたこともあって、イワナの姿はあまり確認できなかったが、S名人の毛鉤に瞬時に反応し、獲物がかかる。さすがだ。名人に2匹かかる間に、わたしは1匹というペースだ。
 いいポイントが続き、途中、イワナがまったく釣れない区間もあれば、入れ食いになる場所も。
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 天気は上々で、足元の水が心地よい。空は雲が広がっているものの、雨は降りそうもない。気持ちのいい景色の中で、竿を振れるなんて、ほんとうにありがたい。特に今年は天候が不安定で、なおさらそう強く感じる。
 釣果はわたしが11匹、名人Sさんは二十数匹という釣果。わたしにとっては上出来だが、S名人にとっては「まあまあ」らしい。正午ごろに釣りは終了。イワナの腸を出して、昼食を取る。
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 重くなった魚篭を肩に掛け、うんざりするほど長い道を延々と戻り、スタート地点に到着したのが3時半過ぎ。川原を歩くと、登山道を歩くよりも、足腰に負担がかかり、数倍疲れるような気がする。
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 途中、栃の木の近くに巨大なクマのふんを発見。栃の実は、すべてきれいに食べられていて、殻だけが残っていた。女性だとしても、お会いしたくない相手である。
 帰宅して、半分は塩焼きにしていただく。ちょうど帰省していた長女も喜んでイワナを食べていた。翌日、残りの半分はS名人おすすめの「天ぷら」に。これがまた驚くほど美味だった。
 早いもので、禁漁まで1カ月を切ったが、今シーズンの竿納めはテンカラでバッチリとキメたいものである。
 
〇日時  2014年9月6日(土)
〇行き先 関川水系某支流
〇メンバー  S名人、わたし

朝焼け(9/15)

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信越五岳トレイルラン二ングレース2014のスタッフとして従事した帰り道、飯綱付近に来ると、燃えるような朝焼けが。クタクタにつかれたが、なんとなく得した気分になった。選手の皆さん、そして、裏方としてがんばったスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

親子水入らずで飯縄山(9/20)

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 妙高・戸隠エリアで気軽に登れて、眺望がすばらしい山といえば、最初に名前が挙がるのは、飯縄山(1,917m)ということになるだろうか。
 そんなわけで、20日(土)に三女(小2)と南登山道経由で飯縄山に登ってきた。
 一ノ鳥居口の駐車場に到着すると、3つのパーティーが出発準備中。わたしたちも準備を整えて歩き始める。南登山道から登るのは、かれこれ十数年ぶり。鳥居をくぐり、歩き始める。
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 林道を越え、再び鳥居をくぐると、登山道というか参拝路が始まる。しばらくは植林地が続き、じきに広葉樹林帯に入ると、道に石ころが転がりはじめる。
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 第一の不動明王から始まって第二の釈迦、第三の文殊、第四の普賢、第五の地蔵、第六の弥勒・・・と仏様が続くのだが、薬師と観音の順番が高妻山と異なる。十三の虚空蔵菩薩まで続く仏像の前でそのつど手を合わせる。
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 徐々に高度を上げ、「天狗の覗岩」で一休み。三女は、なんとかぐずらず快調に歩いている。
 樹林帯を抜けると、すでに紅葉が始まりかけていた。ガスでホワイトアウトかなと思っていたら、ニセピークに着くころにはガスが晴れて、大パノラマが広がった。
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 飯縄の頂上(1,917m)に到着して記念撮影。抜きつ抜かれつ前後になっていた男性に記念撮影をしてもらった。感謝。
 山頂はにぎやかだった。どこかの子ども会だろうか、指導者や保護者たちもいっしょになって、山頂の標柱前に陣取って昼食を取っていた。後から来た人たちは、記念撮影をしたいのだが、なかなか辿り着けずに困った様子だった。
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 わたしたちは、お湯を沸かしてカップラーメンで昼食。三女はこれが食べたくてここまで登ってきたようなもの。大喜びだった。それぞれわたしはコーヒー、三女は煎茶でティータイムの後、下山開始。
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 帰りにニセピークにある飯縄神社で参拝。ここからの景色がまたすばらしかった。
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 下山しながら「今日は普通のシューズだったから、来年は登山靴を買ってやろうか?」と聞くと、「やったー」と喜んでいた。
 久しぶりに親子水入らずの楽しい山旅だった。
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〇山行日時  2014年9月20日(土)
〇山行地   一ノ鳥居~南登山道経由~飯縄山往復
〇メンバー  わたし、三女

テンカラで竿納め【関川水系ニグロ川(9/23)】+雑感

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 ブログの更新をサボったほぼ2週間、ほんとうにいろいろなことがあった。和歌山への出張から帰ると同時に御嶽山の噴火、そして、仕事で一大プロジェクトが重なり、なかなかハードな2週間を送った。
 そして、気が付けばいつの間にか10月。衣替えの時期を経て、秋も深まっている。
 
 それにしても御嶽山の噴火には驚いた。あの日、ちょうど和歌山から妙高へ戻ったときに噴火した。自然はわたしたちに豊かな恵みを与えてくれるときもあれば、一転、思いがけず、厳しい仕打ちを課す。
 先の東日本大震災では人間の無力さを、続く原発事故では、それに加え、人間の愚かさを痛いほど知ったのだが、今回、大自然の前では、人の力はあまりにも無力だということをあらためて強く感じた。
 また、「自己責任」という言葉の意味をあらためてかみしめた。山で遭難しようと思って遭難する人はいないと思う。
 しかし、今回のように想定外の災害に巻き込まれれば、自分の力だけではどうにもできない。結局は、人様のお世話にならざるを得ないのだ。自分自身の趣味や快楽のために、第三者を危険にさらす。登山や山岳事故とは、そういうことであり、それを再認識した。

 今回の災害で、いわゆる「登山ブーム」に影響が出ることは必至と思う。どんなふうに推移していくのか、見守りたい。
 
 さて、少々前の話になるが、禁漁直前の9月23日、今シーズン最後の渓流釣りに出かけた。行き先は、笹ヶ峰高原を流れるニグロ川。目的は、テンカラの練習だ。
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 もともと人が多く入る場所で、しかも先行者がいたので、釣果は最初から期待していなかったが、ここは藪がそんなに濃くないため、竿を振りやすく、練習には向いている。ほぼイメージどおりに竿と毛針を操れるようになった。おかけで4匹ほどを釣り上げることができ、練習の成果としては、まずまずである。
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 釣りの合間に出始めたキノコを収穫し、イワナの少なさはキノコでなんとかカバーできた。
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 夕食には今シーズン初めてのキノコ汁を楽しんだ。これで今シーズンの渓流釣りは終了。あとは、来春の解禁までお預けである。
 
 9月に入ってから気温が比較的低かったらしく、山々の紅葉の見ごろは、例年より10日前後早いらしい。雨も極端に少ないとか。先日までクソ暑かったかと思えば、今日はひんやり。体が着いていけない。
 夕方、鈍った体に喝を入れるため、雨の中を10キロほど走った。なんとか体をリセットすることができたような気がする。
 
〇日時  2014年9月23日(祝)
〇場所  関川水系ニグロ川
〇メンバー わたし単独

すばらしき大自然(10/8)

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 昨日の朝、どうも寒いと思ったら、妙高山から火打山にかけて、山頂付近が白く雪化粧しているように見えた。いわゆる初冠雪らしい。例年よりも数日早いとのことだった。
 しかし、実際に現場に行くと、雪は積もっておらず、木々に霧氷が付着していることもある。まあ、「麓から見て・・・」という定義があるから、仕方ないのだが。
 
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 今晩は、3年ぶりに皆既月食があった。輝いていた月が、だんだんと赤黒く染まっていく姿に、大宇宙の神秘さを感じた。
 そもそも月食は、太陽と地球と月が一直線に並ぶという「偶然」によるもの。我が家でも夕食前から夕食時にかけ、双眼鏡を使って家族みんなで観測(というか見物)した。サイエンスに疎い妻や小2の三女も、双眼鏡を覗きながら「すごい」と感動していた。県内某所にいる長女に電話したら、やはり見物していた。今日、東京に「社会勉強」に旅立った次女は、見ていただろうか。(写真はデジカメで撮影したもの。失敗ですな。トホホ。)
 双眼鏡で赤茶けた月を見ていたら、「宇宙戦艦ヤマトに出てくる地球」を思い出してしまった(ほとんどビョーキかも)。
 
 中学校から社会人になりかけのころは、「天体観測」が最大の趣味だった。なので、家には天体望遠鏡と、直径5センチ×10倍の天体観測用の双眼鏡もある。毎年盆前のペルセウス座流星群のころには、真夜中、近くの高校のグラウンドにレジャーシートを広げ、オールナイトニッポンを聞きながら流星見物を楽しんだ。
 自然はすばらしい。
 
 今週末の11日(土)は、久しぶりに登山に行こうと思っている。行き先は、魚沼三山の一つ「中ノ岳」を予定している。今のところ、単独で行ってくる予定。
 深まる秋をのんびりと楽しんできたい。

魚沼・中ノ岳から無事帰還(10/11)

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噂どおりのなかなかハードな山でした。久しぶりにモモがパンパンです。紅葉もグーでした。近日中にアップします。

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秋色に染まる魚沼三山最高峰【中ノ岳(10/11)】

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 三連休の初日、懸案だった魚沼三山の最高峰、中ノ岳(2,085m)に登ってきた。ほんとうは、越後駒ヶ岳から入って中ノ岳の避難小屋で一泊、翌日に八海山に至る三山縦走、またはその逆コースに挑戦したかったのだが、今回は、中ノ岳の避難小屋の様子を偵察したかったのと、車の回収が厄介だったので、お楽しみは来年に持ち越し、中ノ岳のみを狙うことにした。
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 朝3時半に自宅を出発し、下道で南魚沼市の十字峡登山口へ。登山口には、立派な「十字峡登山センター」があった。駐車場で準備を整え、登山口にあるミニ鳥居に手を合わせ、6時前に出発。いきなり急登が始まり、朝一の体にはなかなか堪える。
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 「一合」「二合」と掘られた石柱が現れ、いいバロメーターになりそうだ。途中には、いくつか鎖場もあり、比較的狭い尾根の「三合」で一休みする。
 前後には、男性の単独者が二人いて、ここまで抜きつ抜かれつといった感じ。相変わらず勾配はきつい。
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 今日の足元は、初下ろしのサロモンのトレランシューズだ。この手には珍しいゴアテックス仕様で、登山でも使えそうなので、半額でネットで購入したもの。
 それにしても今日は天気と景色がいい。紅葉には、まだ少々早いようだが、それ以上に天気がよくて救われる。空はどこまでも青く、日ごろのドロドロとしたことが、少しでも清められそうな気分になれる。近づきつつある巨大な台風19号が心配だが、今日明日は問題なさそうだ。
 とはいえ、ここ数年、紅葉の色が今一つという声を良く聞く。ここも例外ではないようで、紅葉せず、そのまま葉が枯れてしまうものが多く見られた。異変が起きているのだろうか。
 
 7時51分に雨量観測施設のある五合目の日向山に到着。年配の男性が一人休んでいて、ここまで2時間弱で来たといったら、驚いていた。しばし、「あの山は〇〇山」というふうに、地図を眺めながら会話を楽しんだ。
 ここからしばらくは緩やかな下り坂や上りが続く。池塘もあり、一帯を「生姜畑」と呼ぶらしい。水面に紅葉に染まるどっしりした中ノ岳の姿が映り、ほんとうに美しい。
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 六合を過ぎた辺りから再び急坂が始まり、その試練は稜線の九合の「池ノ段」まで延々と続いた。登りはコツコツと歩くしかないが、長い長い下りのことを考えると、なんだかブルーになってくる。
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 池ノ段の分岐を左に折れ、岩場を進むと、9時24分、三角点とミニ鳥居などがある中ノ岳山頂(2,085m)に到着。ここまでちょうど3時間半。両手を合わせて登頂に感謝した。いやはや、さすがに長い登りは少々堪えた。
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 ここから一足で、非難小屋のあるもう一つの山頂へ。ここには、大日如来がまつられていた。神仏がいっしょにまつられておらず、別々の場所に設置されていた。麓のそれぞれ別の集落の人たちが担ぎ上げたものなのだろうか。
 ここから越後駒ヶ岳や八海山の雄姿を望む。昨年登った駒ヶ岳は、風格満点。堂々とそびえている。
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 対する八海山へ延びる尾根はアップダウンが多く、なかなか手強そうで、体力を
消耗しそうな印象だ。どちらから入ったほうが得策だろうか・・・などと思案する。
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 中ノ岳の山頂に立つ非難小屋は、予想していたよりもかなりきれいだった。雨水を溜めるタンクもあり、煮沸消毒をすれば飲料水には困らないようだ。
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 トイレもあった。シュラフやコッヘルは持参しなければならないが、予想以上に快適に過ごせそうだ。来年こそは、ここを夜の宿にして、魚沼三山縦走に挑戦してみたい。
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 おにぎりを食べて10時ごろ下山開始。急で浮石があり、滑りやすい下り坂が、徐々に足に効いてくる。標高を下げるたびに汗が滴り落ちてきた。暑さのせいか、行く手の光景が陽炎のようにギラついている。救いなのは、下りの景色もすばらしいこと。紅葉も、重なる山々も美しい。
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 登りとほぼ同じ時間をかけて、13時15分下山完了。やはりトレランシューズは登りはいいが、下りは足に負担が多いような気がする。おかけで、久しぶりに腿が筋肉痛になり、三連休中、ずっと苦しめられた。
〇山行日時  2014年10月11日(土)
〇山行地   南魚沼市十字峡~中ノ岳往復
〇メンバー  わたし単独
〇追伸    帰りに「しゃくなげ湖観光センター」で「けんちょんそば(850円)」を食す。けんちん汁にそばが入っているといえば分かりやすいだろうか。味は・・・うーん、おもてなしは・・・うーん・・・、まあ、機会があれば行ってみてください。

なんとか坊主回避【青田川(8/30)】

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 今日から9月突入。今年度の12分の5が終了したことになる。そういえば、今年は不安定な天気もあって、ほとんど渓流釣りに出かけていない。
 
 30日は、午後から雨が降るとの予報だったので、久しぶりに渓流釣りをしようと思い立ち、いざ、近くの青田川へ。車を置き、準備を整えて歩き出すと、強烈な藪が立ちふさがり、これらを掻き分けて進む。
 適当なところから川へ降り、まずは川虫採り。ここには、イワナの好物の川虫がたくさんいて、餌の確保に悩むことはない。
 いいポイントが続くが、竿を振っても、まったくアタリがない。前日の雨のせいで水温が低いためなのか、それともまったく魚がいないのか。魚影も確認できない。しかたなく、てくてく登っていく。
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 小さいポイントで、ようやく獲物がかかり、なんとか坊主にならずに済んだ。
 大きな落ち込みの所では、イワナが元気よく遡上する姿も見られたが、その後もアタリは渋く、そもそも魚影が薄いんだなという結論に達した。
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 原因は不明だが、かなり崩落した場所が多く、川の様子がだいぶ変わっていたので、最近の局地的な豪雨が影響しているのかもしれない。
 また、もともと漁協の皆さんの放流が行われていた場所なので、しばらく放流が行われていないのかもしれない。
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           ▲右俣に入ってすぐの場所にある滝
 
 籠町南葉山と青田南葉山にそれぞれ通じる川の二又に着いたところで、大粒の雨が降り出した。先ほどのイワナの腸を抜いて、雨の中を引き返していった。
 帰宅後、子ども(小2)のマラソンの練習で、2キロほど走った。
 夕食は、久しぶりに新井の田町にある「鳥新」へ。昼食を食べずに釣りをしていたので、ビールが五臓六腑に染みわった。名物の焼き鳥も最高だった。
 
〇山行日時  2014年8月30日(土)
〇山行地   青田川
〇メンバー  わたし単独

気持ちいい景色の中で竿を振れる幸せ【関川水系某支流(9/6)】

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 前日に釣り名人のSさんから声がかかり、6日(土)は関川水系の某支流へ渓流釣りに行ってきた。
 まだ暗い朝4時40分に待ち合わせの場所へ集合。ヘッドランプを点け、二人で歩き始める。「今日は飛ばすからね」と、S名人の足取りの速さは、川原歩きでも変わらない。そのうちに陽が昇り、美しい山々が川の向こうに現れた。川原の中を延々2時間以上歩いたところで、いよいよ釣りの準備に取り掛かる。ここまで来れば、後続と会うこともないだろう。
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 名人Sさんは毛鉤、わたしは餌釣りで釣り上がっていく。前日の雨で、水は少々濁っていたこともあって、イワナの姿はあまり確認できなかったが、S名人の毛鉤に瞬時に反応し、獲物がかかる。さすがだ。名人に2匹かかる間に、わたしは1匹というペースだ。
 いいポイントが続き、途中、イワナがまったく釣れない区間もあれば、入れ食いになる場所も。
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 天気は上々で、足元の水が心地よい。空は雲が広がっているものの、雨は降りそうもない。気持ちのいい景色の中で、竿を振れるなんて、ほんとうにありがたい。特に今年は天候が不安定で、なおさらそう強く感じる。
 釣果はわたしが11匹、名人Sさんは二十数匹という釣果。わたしにとっては上出来だが、S名人にとっては「まあまあ」らしい。正午ごろに釣りは終了。イワナの腸を出して、昼食を取る。
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 重くなった魚篭を肩に掛け、うんざりするほど長い道を延々と戻り、スタート地点に到着したのが3時半過ぎ。川原を歩くと、登山道を歩くよりも、足腰に負担がかかり、数倍疲れるような気がする。
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 途中、栃の木の近くに巨大なクマのふんを発見。栃の実は、すべてきれいに食べられていて、殻だけが残っていた。女性だとしても、お会いしたくない相手である。
 帰宅して、半分は塩焼きにしていただく。ちょうど帰省していた長女も喜んでイワナを食べていた。翌日、残りの半分はS名人おすすめの「天ぷら」に。これがまた驚くほど美味だった。
 早いもので、禁漁まで1カ月を切ったが、今シーズンの竿納めはテンカラでバッチリとキメたいものである。
 
〇日時  2014年9月6日(土)
〇行き先 関川水系某支流
〇メンバー  S名人、わたし

朝焼け(9/15)

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信越五岳トレイルラン二ングレース2014のスタッフとして従事した帰り道、飯綱付近に来ると、燃えるような朝焼けが。クタクタにつかれたが、なんとなく得した気分になった。選手の皆さん、そして、裏方としてがんばったスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

親子水入らずで飯縄山(9/20)

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 妙高・戸隠エリアで気軽に登れて、眺望がすばらしい山といえば、最初に名前が挙がるのは、飯縄山(1,917m)ということになるだろうか。
 そんなわけで、20日(土)に三女(小2)と南登山道経由で飯縄山に登ってきた。
 一ノ鳥居口の駐車場に到着すると、3つのパーティーが出発準備中。わたしたちも準備を整えて歩き始める。南登山道から登るのは、かれこれ十数年ぶり。鳥居をくぐり、歩き始める。
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 林道を越え、再び鳥居をくぐると、登山道というか参拝路が始まる。しばらくは植林地が続き、じきに広葉樹林帯に入ると、道に石ころが転がりはじめる。
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 第一の不動明王から始まって第二の釈迦、第三の文殊、第四の普賢、第五の地蔵、第六の弥勒・・・と仏様が続くのだが、薬師と観音の順番が高妻山と異なる。十三の虚空蔵菩薩まで続く仏像の前でそのつど手を合わせる。
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 徐々に高度を上げ、「天狗の覗岩」で一休み。三女は、なんとかぐずらず快調に歩いている。
 樹林帯を抜けると、すでに紅葉が始まりかけていた。ガスでホワイトアウトかなと思っていたら、ニセピークに着くころにはガスが晴れて、大パノラマが広がった。
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 飯縄の頂上(1,917m)に到着して記念撮影。抜きつ抜かれつ前後になっていた男性に記念撮影をしてもらった。感謝。
 山頂はにぎやかだった。どこかの子ども会だろうか、指導者や保護者たちもいっしょになって、山頂の標柱前に陣取って昼食を取っていた。後から来た人たちは、記念撮影をしたいのだが、なかなか辿り着けずに困った様子だった。
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 わたしたちは、お湯を沸かしてカップラーメンで昼食。三女はこれが食べたくてここまで登ってきたようなもの。大喜びだった。それぞれわたしはコーヒー、三女は煎茶でティータイムの後、下山開始。
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 帰りにニセピークにある飯縄神社で参拝。ここからの景色がまたすばらしかった。
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 下山しながら「今日は普通のシューズだったから、来年は登山靴を買ってやろうか?」と聞くと、「やったー」と喜んでいた。
 久しぶりに親子水入らずの楽しい山旅だった。
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〇山行日時  2014年9月20日(土)
〇山行地   一ノ鳥居~南登山道経由~飯縄山往復
〇メンバー  わたし、三女

テンカラで竿納め【関川水系ニグロ川(9/23)】+雑感

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 ブログの更新をサボったほぼ2週間、ほんとうにいろいろなことがあった。和歌山への出張から帰ると同時に御嶽山の噴火、そして、仕事で一大プロジェクトが重なり、なかなかハードな2週間を送った。
 そして、気が付けばいつの間にか10月。衣替えの時期を経て、秋も深まっている。
 
 それにしても御嶽山の噴火には驚いた。あの日、ちょうど和歌山から妙高へ戻ったときに噴火した。自然はわたしたちに豊かな恵みを与えてくれるときもあれば、一転、思いがけず、厳しい仕打ちを課す。
 先の東日本大震災では人間の無力さを、続く原発事故では、それに加え、人間の愚かさを痛いほど知ったのだが、今回、大自然の前では、人の力はあまりにも無力だということをあらためて強く感じた。
 また、「自己責任」という言葉の意味をあらためてかみしめた。山で遭難しようと思って遭難する人はいないと思う。
 しかし、今回のように想定外の災害に巻き込まれれば、自分の力だけではどうにもできない。結局は、人様のお世話にならざるを得ないのだ。自分自身の趣味や快楽のために、第三者を危険にさらす。登山や山岳事故とは、そういうことであり、それを再認識した。

 今回の災害で、いわゆる「登山ブーム」に影響が出ることは必至と思う。どんなふうに推移していくのか、見守りたい。
 
 さて、少々前の話になるが、禁漁直前の9月23日、今シーズン最後の渓流釣りに出かけた。行き先は、笹ヶ峰高原を流れるニグロ川。目的は、テンカラの練習だ。
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 もともと人が多く入る場所で、しかも先行者がいたので、釣果は最初から期待していなかったが、ここは藪がそんなに濃くないため、竿を振りやすく、練習には向いている。ほぼイメージどおりに竿と毛針を操れるようになった。おかけで4匹ほどを釣り上げることができ、練習の成果としては、まずまずである。
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 釣りの合間に出始めたキノコを収穫し、イワナの少なさはキノコでなんとかカバーできた。
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 夕食には今シーズン初めてのキノコ汁を楽しんだ。これで今シーズンの渓流釣りは終了。あとは、来春の解禁までお預けである。
 
 9月に入ってから気温が比較的低かったらしく、山々の紅葉の見ごろは、例年より10日前後早いらしい。雨も極端に少ないとか。先日までクソ暑かったかと思えば、今日はひんやり。体が着いていけない。
 夕方、鈍った体に喝を入れるため、雨の中を10キロほど走った。なんとか体をリセットすることができたような気がする。
 
〇日時  2014年9月23日(祝)
〇場所  関川水系ニグロ川
〇メンバー わたし単独

すばらしき大自然(10/8)

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 昨日の朝、どうも寒いと思ったら、妙高山から火打山にかけて、山頂付近が白く雪化粧しているように見えた。いわゆる初冠雪らしい。例年よりも数日早いとのことだった。
 しかし、実際に現場に行くと、雪は積もっておらず、木々に霧氷が付着していることもある。まあ、「麓から見て・・・」という定義があるから、仕方ないのだが。
 
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 今晩は、3年ぶりに皆既月食があった。輝いていた月が、だんだんと赤黒く染まっていく姿に、大宇宙の神秘さを感じた。
 そもそも月食は、太陽と地球と月が一直線に並ぶという「偶然」によるもの。我が家でも夕食前から夕食時にかけ、双眼鏡を使って家族みんなで観測(というか見物)した。サイエンスに疎い妻や小2の三女も、双眼鏡を覗きながら「すごい」と感動していた。県内某所にいる長女に電話したら、やはり見物していた。今日、東京に「社会勉強」に旅立った次女は、見ていただろうか。(写真はデジカメで撮影したもの。失敗ですな。トホホ。)
 双眼鏡で赤茶けた月を見ていたら、「宇宙戦艦ヤマトに出てくる地球」を思い出してしまった(ほとんどビョーキかも)。
 
 中学校から社会人になりかけのころは、「天体観測」が最大の趣味だった。なので、家には天体望遠鏡と、直径5センチ×10倍の天体観測用の双眼鏡もある。毎年盆前のペルセウス座流星群のころには、真夜中、近くの高校のグラウンドにレジャーシートを広げ、オールナイトニッポンを聞きながら流星見物を楽しんだ。
 自然はすばらしい。
 
 今週末の11日(土)は、久しぶりに登山に行こうと思っている。行き先は、魚沼三山の一つ「中ノ岳」を予定している。今のところ、単独で行ってくる予定。
 深まる秋をのんびりと楽しんできたい。

魚沼・中ノ岳から無事帰還(10/11)

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噂どおりのなかなかハードな山でした。久しぶりにモモがパンパンです。紅葉もグーでした。近日中にアップします。

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秋色に染まる魚沼三山最高峰【中ノ岳(10/11)】

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 三連休の初日、懸案だった魚沼三山の最高峰、中ノ岳(2,085m)に登ってきた。ほんとうは、越後駒ヶ岳から入って中ノ岳の避難小屋で一泊、翌日に八海山に至る三山縦走、またはその逆コースに挑戦したかったのだが、今回は、中ノ岳の避難小屋の様子を偵察したかったのと、車の回収が厄介だったので、お楽しみは来年に持ち越し、中ノ岳のみを狙うことにした。
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 朝3時半に自宅を出発し、下道で南魚沼市の十字峡登山口へ。登山口には、立派な「十字峡登山センター」があった。駐車場で準備を整え、登山口にあるミニ鳥居に手を合わせ、6時前に出発。いきなり急登が始まり、朝一の体にはなかなか堪える。
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 「一合」「二合」と掘られた石柱が現れ、いいバロメーターになりそうだ。途中には、いくつか鎖場もあり、比較的狭い尾根の「三合」で一休みする。
 前後には、男性の単独者が二人いて、ここまで抜きつ抜かれつといった感じ。相変わらず勾配はきつい。
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 今日の足元は、初下ろしのサロモンのトレランシューズだ。この手には珍しいゴアテックス仕様で、登山でも使えそうなので、半額でネットで購入したもの。
 それにしても今日は天気と景色がいい。紅葉には、まだ少々早いようだが、それ以上に天気がよくて救われる。空はどこまでも青く、日ごろのドロドロとしたことが、少しでも清められそうな気分になれる。近づきつつある巨大な台風19号が心配だが、今日明日は問題なさそうだ。
 とはいえ、ここ数年、紅葉の色が今一つという声を良く聞く。ここも例外ではないようで、紅葉せず、そのまま葉が枯れてしまうものが多く見られた。異変が起きているのだろうか。
 
 7時51分に雨量観測施設のある五合目の日向山に到着。年配の男性が一人休んでいて、ここまで2時間弱で来たといったら、驚いていた。しばし、「あの山は〇〇山」というふうに、地図を眺めながら会話を楽しんだ。
 ここからしばらくは緩やかな下り坂や上りが続く。池塘もあり、一帯を「生姜畑」と呼ぶらしい。水面に紅葉に染まるどっしりした中ノ岳の姿が映り、ほんとうに美しい。
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 六合を過ぎた辺りから再び急坂が始まり、その試練は稜線の九合の「池ノ段」まで延々と続いた。登りはコツコツと歩くしかないが、長い長い下りのことを考えると、なんだかブルーになってくる。
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 池ノ段の分岐を左に折れ、岩場を進むと、9時24分、三角点とミニ鳥居などがある中ノ岳山頂(2,085m)に到着。ここまでちょうど3時間半。両手を合わせて登頂に感謝した。いやはや、さすがに長い登りは少々堪えた。
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 ここから一足で、非難小屋のあるもう一つの山頂へ。ここには、大日如来がまつられていた。神仏がいっしょにまつられておらず、別々の場所に設置されていた。麓のそれぞれ別の集落の人たちが担ぎ上げたものなのだろうか。
 ここから越後駒ヶ岳や八海山の雄姿を望む。昨年登った駒ヶ岳は、風格満点。堂々とそびえている。
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 対する八海山へ延びる尾根はアップダウンが多く、なかなか手強そうで、体力を
消耗しそうな印象だ。どちらから入ったほうが得策だろうか・・・などと思案する。
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 中ノ岳の山頂に立つ非難小屋は、予想していたよりもかなりきれいだった。雨水を溜めるタンクもあり、煮沸消毒をすれば飲料水には困らないようだ。
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 トイレもあった。シュラフやコッヘルは持参しなければならないが、予想以上に快適に過ごせそうだ。来年こそは、ここを夜の宿にして、魚沼三山縦走に挑戦してみたい。
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 おにぎりを食べて10時ごろ下山開始。急で浮石があり、滑りやすい下り坂が、徐々に足に効いてくる。標高を下げるたびに汗が滴り落ちてきた。暑さのせいか、行く手の光景が陽炎のようにギラついている。救いなのは、下りの景色もすばらしいこと。紅葉も、重なる山々も美しい。
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 登りとほぼ同じ時間をかけて、13時15分下山完了。やはりトレランシューズは登りはいいが、下りは足に負担が多いような気がする。おかけで、久しぶりに腿が筋肉痛になり、三連休中、ずっと苦しめられた。
〇山行日時  2014年10月11日(土)
〇山行地   南魚沼市十字峡~中ノ岳往復
〇メンバー  わたし単独
〇追伸    帰りに「しゃくなげ湖観光センター」で「けんちょんそば(850円)」を食す。けんちん汁にそばが入っているといえば分かりやすいだろうか。味は・・・うーん、おもてなしは・・・うーん・・・、まあ、機会があれば行ってみてください。

妙高の秋(10/19)

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いよいよ秋も深まってきました。
週末は、気持ちのいい秋空が続きました。今年の妙高の紅葉は、例年に比べて今ひとつ。また、ドングリやブナの実は、ほとんど落ちていませんでした。なるほど、クマの出没が異常なほど多いわけです。
山々が真っ白な雪の衣を纏うまで、あとわずか。いい秋を過ごしたいものです。
写真は、今週末の風景から。iPhoneって、なかなかすごいですね。

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東京にて(10/21)

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今日も無事に東京での仕事が終了。今は一人、長野(北陸)新幹線の新型車両E7系の中です。
東京に来て、あらためて、いろいろなことを感じています。
本当にここは、同じ国なんだろうか、とか。これらの社会資本をこれから先、だれが維持していくんだろうとか。わたしの子孫が負うんだろうけど、大丈夫だろうか、この国は、とか。本当にこんな社会資本は必要なんだろうか、とか。街頭でスピーカーで大きな音を出しているかたがたって、どうやって生活しているのかなぁ~、とか。どうしてぼくらは、憎しみ合わなきゃならないのか、とか。
わたしって、考えすぎなんでしょうかね。

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