盆の16日、久しぶりに家族5人そろって「山歩き」を楽しんできた。行き先は、八方尾根にある八方池。さすがに「登山」といえるほどのものではなく、「トレッキング」または「散歩」の範疇ではあるが、涼味満点の一日となった。
自宅を出発して白馬村方面へ車を走らせる。八方尾根の起点となるゴンドラリフト「アダム」の乗り場の駐車場には、まだ若干の余裕があり、滑り込みセーフ。ラッキーである。
ここで「八方アルペンライン」の切符を購入する。黒菱林道を使って黒菱平までアクセスしてもいいのだが、同乗者全員がゲロゲロになってしまうため、高額であるが、この高額な索道を使うことに。大人1名2,600円也。手痛い出費だが、まあいいか、盆だし。
標高773メートルの山麓駅から、ゴンドラ1本とリフト2本を乗り継いで、標高1,830メートルの八方池山荘へ。ここまで来ると、空気はさすがにひんやりして涼しく、長袖を着たくなるほど。遙か前方の登山道には、たくさんの人たちが歩いているのが見える。ここから整備された登山道を八方池方面に向かって出発。
最初は石がゴツゴツして歩きにくく、まだ小さい三女(小1)は、段差に難儀している。左の登山道に進むと、ほどなく木道が整備されていて、かなり歩きやすくなった。それにしてもこの人の多さにはびっくり。中にはサンダル履きの人の姿も見られるが、大丈夫なのだろうか。
長女は、額に汗しながら黙々と歩いている。次女は先日、北アルプスデビューを果たしただけあって、足運びは快調そのもの。妻も慣れない山歩きと美しい景色をそれなりに楽しんでいる。
行く手には、少々薄暗い雲が広がり、山々はスカッとした姿を見せてくれていない。天候の急変が心配だが、なんとか午前中はもちそうな雰囲気である。
ベンチで休んでいると、行く手の尾根には八方ケルンが見える。あの尾根の向こうに八方池があるのだ。さあ、再び出発だ。石神井ケルン手前の道沿いには、まだ残雪が残っていた。
励ましながら登り、八方ケルンを過ぎると、行く手に八方池が現れた。2,060mにある池のほとりまで行き、記念撮影の後、絶景を眺めながらのんびりと昼食を取る。デザートは水ようかん。これがまた美味である。
景色をゆっくり楽しんだ後は下山して八方池山荘へ戻る。ここから再びリフト2基を乗り継いでゴンドラ駅舎へ。ここでデザートを食す。標高が下がるたびに空気はだんだんと生温かくなっていった。山麓駅に到着すると、灼熱地獄に逆戻り。あぢぢ・・・。涼しい山が恋しい。
○山行日時 2013年8月16日
○山行地 八方アルペンライン~八方池山荘~八方池 往復
○メンバー わたし、妻、長女、次女、三女