今日(14日(金))、休日出勤の振替休を取って、籠町南葉山へ行ってきた。昨日から降った雪でパウダーが期待できるのと、妙高市の籠町集落からのアプローチを再度探ろうという狙いもあった。ここのところの休日出勤や出張などが続き、少々お疲れモードというのが正直なところだが、ここは一つ、心地よい汗を流してスッキリしたい。
「午前中から雪が降り出す」という予報だったので、登りの行動時間を正午までにしようと決めていたものの、籠町集落のはずれの除雪終了地点を出発したのが8時40分。遅いスタートである。
上信越道の高架橋下をくぐり、林道を進む。去年は雪解けが進んで路面が露出し、スキーを外さないと進めなかったが、今年はなんとか外さずに進めた。雪は多くはないのだが、低温のためなのか。
前回は、林道の右手の尾根に取り付いて進んだが、少々アップダウンがあったので、今回はもっと効率のいいルートはないかと探索したかった。林道を進むと、植林地にぶつかった。林道は消滅し、登りが始まった。しばらく進むと、若いブナなどの広葉樹の幼木が濃くなるが、アップダウンはさほどない。いつしか昨年進んだ尾根ルートに合流し、重倉林道へ到着。
スタートしてから天気はずっと高曇りだったが、次第に稜線にガスがかかり、雪もちらついてきた。もう少し早く出発すればよかったと後悔しても始まらない。
本日の核心部?の林道の急勾配の法面をスキーを外してなんとかクリア。あとは、籠町南葉山の三角点を目指して東に延びる尾根を淡々と進む。体調は絶好調で、膝下新雪のラッセルもさほど気にならない。
本日の滑降予定地の北東三角斜面(仮称)の頂点付近(標高800m付近)に到着したところで正午となり、ここで登りを終了とする。ガスが濃くなり、雪もそれなりに降ってきたので、まあ、ちょうどいいかといったところ。ほんとうは、籠町南葉山の三角点まで行きたかったのだが。
ここで、来た尾根を戻るか、三角斜面を滑るか思案する。滑降すれば気持ちいいパウダーだが、雪は決して安定しているとは言いがたい。30mほど滑り降りて様子を見るが、なんとかいけそうだ。
なるべく深くえぐらないように、「さりげなく」滑るよう心がける。暖冬少雪だが、雪の量は充分。木々もほとんど雪に埋もれている。とにかく目の前は、白・白・白・白・・・白一色だ。
やはりガスが濃くて、前後左右や斜面の凹凸がつかみづらく、慎重に滑らざるを得ないが、地形は大体頭に入っているので、自分の位置が分からなくなるということはない。下部でガスが薄くなると、やっと楽しんで滑れるようになった。傾斜が落ちたのが残念だったが。
重倉林道に出たところで再びスキーにシールを貼る。林道下の藪尾根をそれなりに楽しみながら滑り降りた。
山川沿いの林道は傾斜が緩く、出発地点まで歩かなければならず、なかなか骨が折れた。車帰着13時30分。5時間弱、ウサギの足跡にしか出会わない、静かなツアーだった。
〇日時 2014年2月14日(金)
〇山行地 矢代山地・籠町南葉山
〇コースタイム 8:40妙高市籠町集落~10:25重倉林道~籠町南葉山頂
手前東尾根・800m付近~北東三角斜面~重倉林道~13:30籠町集落
〇メンバー わたし単独
今日も太平洋側は、大雪とのこと。先週末、今週末と、あれだけの雪で首都機能が麻痺した。また、マスコミがその雪をやたらと騒ぎ立て報道しているが、なんだか単にはしゃいでいるようにも見えてしまう。首都「東京」が「砂の上の城」とダブって見えてしまうのは、気のせいだろうか。今後、温暖化が進むと、こういう気象パターン(南岸低気圧発達)が増えてくるのではないだろうか。首都東京でも、抜本的な雪対策が必要なのかもしれない。