今シーズン初のKさんとの山スキーに行ってきた。コースと目的地は、妙高杉ノ原スキー場から妙高山の外輪山の一つである赤倉山手前の1,920mピークへ。そこからスキー場の駐車場までの林間滑降という計画だ。わたしもこのコースは数年ぶりということで、記憶がかなり曖昧になっていた。
絶好の晴天の下、8時前にスキー場へ到着。10分遅れの8時10分ごろからゴンドラ運行開始。山頂駅から若干滑り降りてからシールを装着して、気持ちのいい広い雪原を行く。林道の法面を這い上がり、振り返ると、赤倉山などの妙高の外輪山が望める。今日は、あの手前まで行くのだ。がんばるぞ。
林道を離れ、左の尾根に取り付く。埋もれかけた前日のトレースを使わせてもらいながら、しばらくは味気ないカラマツ林を登る。ほどなく比較的大きなブナやダケカンバなどが広がる広葉樹林帯に入る。今日は我々が一番乗りのようで、静かだ。
今回の山スキーはKさんのリハビリを兼ねている。今シーズン初だが、快調のようだ。
徐々に巨木が減り、木々も少なくなる。空は青く、雪は白い。なんだかアウトドアメーカーのカタログのワンシーンのようだ。白い雪原となっている尾根が狭まると、目的地の1,920mピークに到着。歩き始めてから1時間15分ぐらいか。
Kさんの膝は多少の痛みがあるものの、大丈夫そうだ。わたしの右肩も多少の痛みがあるが、まあ大丈夫。右前方には、妙高山の山頂がそびえる。遥か右下には大谷ヒュッテ、左前方は赤倉山をはじめとする外輪山の稜線だ。
絶景を楽しもうと思ったら、あっという間にガスが上がってきた。絶景を楽しみながらとはいかないが、冷たい風ながらも、しばしのんびりとティータイムを楽しむ。
休憩後、滑降を開始するが、雪の状態が予想以上に手強かった。モナカ、アイスバーン、パウダー・・・様々に変化する雪が、下手くそなわたしを苦しめる。まだまだ修行が足りない。Kさんは、パウダー用の極太板を操って右に左に華麗に下っていく。
林道から下の植林地は、木の密度が濃いものの、雪質はまあまあ。しかし、高度を落としていくと、更に藪が濃くなり、地形も複雑。とても快適とは言いがたい。いくつか沢を渡ったが、雪の付いているところを狙って、そ~っとおっかなびっくり渡る。最後の沢を渡り、汗だくになりながらトラバースぎみに進むと、やっとスキー場の駐車場に飛び出した。時間は11時30分すぎだったかな。いやー、おつかれさまでした。
帰りはもちろん温泉。妙高高原ふれあい会館に立ち寄って入浴し、極楽極楽。湯から上がっても、いつまでもぽかぽかと温かかった。
仕上げは、上越市中郷区のそば処「文文(ぶんぶ)」でそば。二人とも大ざるそば(780円・写真参照)を注文したが、予想以上にボリュームがあって驚いた。つゆは少し甘いような気がするが、そばはとてもおいしく、二人ともしっかり完食。セルフサービスの大根おろしもなかなかユニーク。そばを待つ間の暇つぶしになるし。ついでに頼んだイカゲソの天ぷらも美味だった。また近いうちに訪れたい。
いやはや、とても楽しい温泉そばツアーじゃなかった山スキーだった。シーズンは残り2カ月半、また気長によろしくお願いします。
〇日時 2014年2月23日(日)
〇コースタイム・行き先 8:30杉ノ原スキー場ゴンドラリフト終点下スタート~8:40林道~9:45赤倉山手前1920mピーク(休憩)~滑降~林道下植林地~11:30すぎ?スキー場駐車場
〇メンバー Kさん、わたし