週末(6/7~9)、久しぶりに長女が帰省した。親元を離れて2カ月。少しは成長したかと思えば、まったくその様子はなさそう。わたしが山に行って山菜を採り、夕食の食卓に上っていたことを妻から聞いていたようで、珍しく、春の味覚「竹の子汁」と、清流の恵み「イワナの塩焼き」を食べたいという。
ここのところの疲れがたまっていて、週末はすべて休養・充電に当てようかと思っていたが、気分転換を兼ね、食糧調達のために矢代山地の麓へと出かけた。
【8日(土)】
10時半すぎ、のんびりとスーパーカブ110で出撃。いつの間にか雪は消え、緑が数段濃くなり、まぶしく輝いている。まずはイワナ釣り。悩んだ挙句、ウエーダーを履かず、まだ早いかなと思いつつ、沢靴で水に漬かり、竿を出す。予想どおり水は冷たい。が、我慢できない冷たさではない。ここのところの暑さで、水も温んできたのだろうか。沢音をBGMにタニウツギの薄桃色の花々を眺めながらの渓流釣りは、心が洗われるようだ。
思いのほか手こずり、ようやく22センチ2匹と小さめの19センチ1匹をゲット。子どもたちの夕飯のおかずを確保できたところで、釣行終了。ここから別の沢に入り、山菜採りにスイッチする。今年は少雨だが、竹の子の生育はどうなんだろう。というわけで、あえてじめじめした沢沿いを狙って入る。結構と楽しい沢が現れ、ミニ滝壺にイワナの影も見える。小さいながらも楽しい沢だ。今度、下から辿ってみたら楽しそうである。ウルイとウドと竹の子を適量採取して終了。適度な運動はいいリハビリになった。
夕食の食卓に並んだイワナの塩焼きと竹の子汁に、長女もほかの2人の子も満足な様子。久しぶりに家族5人で囲む食卓は、話が弾んだ。(アルコールも進んだ。)
【9日(日)】
早めの昼食後、遠く離れた下宿先へ戻る長女を見送った後に、バイクの調子の確認がてら、戸隠までひと走り。ホンダのナイトホーク250の状況は万全だった。信濃町から戸隠に向かうワインディングは緑のトンネルのようで、風もさわやかで気持ちがいい。奥社参道入口は、相変わらずの盛況ぶりだった。知らない間にここの駐車場も有料となっていた。世知辛いというか、さすが長野県である。抜け目がない。
鏡池に下り、戸隠~西岳連峰を望みながら、池のほとりでたたずむ。ここからバードラインを抜け、飯綱高原へ。9カ月ぶりのツーリングは、少々ぎこちなさが残ったが、まあまあ楽しめた。
帰宅後、1時間かけて十数キロをジョギング。やはりここのところの疲れが抜けきらず、足取りが重い。途中、2~3分ほど歩いてしまい、膝も痛い。おニューのシューズは柔らかく、今一つ足になじまない。しかし、なんとか走りきった。汗を流したら、かなり心身ともにすっきりしたような気がする。
18時ごろ帰宅して、夕焼けの中、三女とボール遊び。いつまでこうやって父親と遊んでくれるのだろう。18時半ごろ、次女が休日登校(学園祭)から帰宅し、再び家族4人での夕食に戻った。
山へ行ったり、バイクに乗ったり、走ったりしているのに、どういうわけか、「家族ってなんだろう」なんて考えてしまう不思議な週末だった。
追伸:来週末15日(土)は、妙高山系の登山道確認&整備作業。2年連続、ボランティアで参加しているが、いろいろな人と話をしながら、汗を流すのは楽しい。残雪は、昨年に比べてかなり少ないようだ。(ちなみに募集締め切りは11日とのこと。)
○行き先 2013年6月8日(土)矢代山地某所:渓流釣り、山菜採り
9日(日)戸隠方面 :ツーリング
○メンバー:わたし単独