ついこないだまで「寒い寒い」と言っていたと思っていたら、季節はもう初夏。ここ数日の急激な暑さに、さすがに体が付いていかない。
先週末の土日は仕事で2日間とも早朝から遅くまで勤務。丸2週間働きづめで、とどめは25日(金)の東京日帰り出張。さすがに心身ともに消耗してしまった。
近年、なかなか仕事が多忙で、体が思うようにならない。わたしの人生の中で、これだけ忙しく、ぎっしりと密度が詰まった時期はそうないと思う。今与えられた状況にに感謝しながら、できる限りの努力をしなければと思っている。
25日(土)は、朝から子どもの運動会への参加やたまった雑事、仕事をこなす。疲れとストレスが極限に達したので、夕方、約1時間で十Km+αを走って全身の血を強制的に循環させた。全身が疲れきっていても不思議と走る体力はあるものだ。久々の健康的な汗は、心地よかった。
翌26日(日)は、午後からようやく時間ができたので、偵察がてら大毛無山の麓にある某所へ山菜採りに出かけた。適当なところにバイクを止め、藪を歩き出す。途中から沢伝いに登りながら山菜の生育状況を確認する。ここ数日の暖かさのせいか、さすがにウドは大きく成長したものばかりで、食べごろのものは少ない。ゲンブキ(ウルイ)は、太くて柔らかそうなものが多数出ていた。ワラビもチラホラ。ゼンマイは、眼に入るものすべてが開ききったものばかり。山菜を見て季節の移ろいを実感してしまった。
途中、わたしの近くに巨大な「オオスズメバチ」が襲来。その大きさと言ったら・・・とてつもなくでかかった。じっと我慢していると、どこへともなく飛び立っていき、ひと安心する。
適当なところから崖を上がると、そこは一面の笹薮。決して太くないタケノコ(ネマガリダケ)がそれなりに出ていた。2時間半程度で、山菜ザックはずっしりと重くなった。上半身も心地よい汗が噴き出している。これ以上重くなると、また肩から首にかけて電気が走ると厭なので、この程度で偵察を終了する。
林道をトボトボ下っていくと、鮮やかな花々がわたしに微笑みかける。疲れがいやされるようだ。
バイクに戻ってザックを広げると・・・短時間で結構と採れていた。帰り道、両親におすそ分けして帰宅。今度はまた仲間や子どもたちと行きたいなぁと思ったのだった。
夕食は、山菜料理のフルコースとなった。ああ、クソ暑くならないうちに渓流釣りにも行きたいなぁ、と思う今日このごろ。
○日時 2013年5月26日(日)午後から
○場所 矢代山地・大毛無山山麓某所
○メンバー わたし単独