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Channel: 妙高山麓発・サラリーマン日記
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新春山行・黒姫山頂に「参拝」【長野県・黒姫山(1/12)】

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 今年最初の山行は、黒姫山への山スキー参拝だ。ここ数年、足慣らしを兼ねた山スキーの開幕戦は、黒姫山にしている。というのも、コースタイムを考察すると、その年の「身体の状態」が分かるからということもあるが、稜線からの景色がすばらしく、戸隠~頸城山地を一望できる。また、なによりも、「とっつきやすい場所」ということもあるのだが。

 1月12日朝8時ごろ、戸隠の大橋に到着すると、すでに駐車場は車で埋め尽くされていて、路上駐車も多数あり。さすがに路上駐車はやばいと思い、新道の登山口(種池や古池を通るコースの登山口)に車を押し込む。気温はなんとマイナス16℃。手袋を外して出発準備をしていると、手が痺れて動かなくなってきた。準備を整えて出発、シール歩行開始。積雪は1メートル程度で、前日の新雪が10~20センチほど積もっている。大橋林道を目指して左に寄って行くが、雪が少なく、小川があちこちで顔を覗かせ、スノーブリッジを探すのに難儀するが、ほどなく林道に飛び出す。天気はドピーカン。午後から荒れてくるとの予報だが、そんな気配は感じられない。

 遭遇した団体さんを抜き、更に林道終点付近のカラマツ林の登りで単独行を抜いて、グイグイと先に進む。新道分岐からトレースはグッと減り、「しなの木」の巨木付近からトレースは消滅。これで静かな山旅が楽しめそうで、気持ちがグッと楽になった。さあ、ここからが本番だ。
 振り返れば、戸隠山や高妻山、その向こうには浅間山や妙義山、八ヶ岳、南アルプスらしい山々がそのシルエットを覗かせている。ブナの木々はいつしかダケカンバに変わっている。
 雪の上に腰を降ろして紅茶を飲んでいると、下から何人か上がってきている。急ぐ旅ではないが、そろそろ行こう。
 稜線手前では、新雪が膝下ぐらいまであるが、難儀するというほどではない。稜線には一番乗りだ。しらたま平には、相変わらず「落とし穴」が多数。ここからすぐに滑り降りてもいいのだが、せっかくの新年山行なので、「お参り」がてら、黒姫山頂まで行ってみることにする。できれば、懸案となっている山頂直下のシュートを滑って火口原へ降りてみたいのだが、積雪量や時間の面で厳しいかもしれない。しらたま平からの眺望はすばらしい。御巣鷹山は予想よりも雪が多いようで、白さが際立っている。
 黒姫山頂に向かう稜線には、ウサギの足跡が多数。こんなにウサギの足跡が多いのは初めてかもしれない。右側に雪庇が張り出し、凹凸のある稜線は平坦な印象だが、実は思った以上に歩きづらく、難儀することになる。山頂手前の鞍部で気合いを入れて、最後の登りに取り掛かる。後から単独行が来ているが、そのほかはしらたま平よりこちらへは来ないようだ。
 ヒーヒー言いながら、黒姫山頂(2,053メートル)へ到着。黒姫スキー場からの登山者はいないようで、どうやら一番乗りだ。雪に埋まりかけた祠に手を合わせ、今日ここへ来れたことと、今年一年の山行の無事を祈る。ほどなく後から来た単独行の男性が到着。彼は長野市から来たそうで、黒姫は今日が始めてとのことだった。
 パンと紅茶で簡単な昼食を取っていると、なんだか雲行きが怪しく、風も冷たくなってきた。検討の結果、火口原へは降りず、来た道を戻ることにする。山頂直下のシュートは、次回のお楽しみだ。山頂直下の下りの後は、再び平坦な稜線を行く。朝食が食パン2枚のみだったこともあり、なんだか体に力が入らない。これがシャリバテなのか?
 しらたま平に到着すると、多数の人たちが休憩していた。お楽しみの斜面はすでにギタギタで、なおかつ雪質は重く、快適な滑りには程遠かった。雪が少ないこともあり、雪の下に隠れている枝の「罠」に足を取られて転倒すること数度。身も心もボロボロになって車に帰還した。これは近いうちに「雪辱戦」を計画しなければ。
 帰宅後、午後5時から町内の「さいの神」行事。スルメを焼いて一年の健康を祈願した。

〇山行日時  2014年1月12日(日)
〇山行地・コース  8:06戸隠・大橋~9:08新道分岐~11:04しらたま平~12:01黒姫山頂~14:30ごろ戸隠・大橋
〇メンバー  わたし単独

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