早いもので、明日から4月。新学期、新年度のスタートだ。
29日(土)は、朝から青空が広がった。タイヤ交換などの外作業や、春の準備に励みたいところだったが、珍しく三人の娘たちがそろったので、午前中、「斐太歴史の里」へ「花見サイクリング」に出かけた。
「花見」といっても、サクラではなく、カタクリの群生である。大体、高田公園のソメイヨシノが満開のころ、「斐太歴史の里」のカタクリも見ごろのピークを迎えるのだが、情報によると、もうカタクリが咲き始めているということだったので、三姉妹がそろって、初めてのサイクリングに出かけたというわけだ。
朝10時にわたしを含む4人で自宅を出発。矢代川橋を渡り、高田方面へ。途中から左折してのどかな農道を行く。途中、田んぼの畦にはフキノトウが。これらをありがたくいただいて、先を急ぐ。今年小学2年になる三女も、思っていたよりスムーズにこいでいる。
山々はまだ白く輝いており、風が心地よい。のんびりとペダルをこぐ。
最初に籠町集落近くの国指定史跡の天神堂古墳群に到着するが、まだ雪が残り、残念ながらカタクリの姿はまだ見えなかった。気を取り直して斐太神社へ。参拝の後、斐太県民休養地へ。ここには、北陸随一の高地性環濠集落跡(国指定史跡)の斐太遺跡や、悲劇の武将、上杉景虎が非業の死を遂げた「鮫ケ尾城跡」がある。狭いエリアにこれだけのロマン溢れる史跡が集中しており、文字どおり「歴史の宝庫」だ。
で、史跡公園のカタクリもまだ早いかなと思っていたら、次女が辺り一面に群生しているカタクリを発見。でかしたぞ、と記念撮影。少雪の影響もあってか、若干、開花が早まっているのかもしれない。今週末は、エリア内のあちこちで、カタクリの群生が楽しめるかもしれない。
「花見」の後は、今度は自宅まで緩やかな上り坂となる。最高気温が20℃以上という予報もあって、暑いぐらいだ。運動不足の長女も、末っ子を励ましながら自転車をこいでいる。12時30分ごろには自宅に到着。おみやげのフキノトウを、早速妻が昼食に天ぷらにして出してくれた。春らしいさわやかなほろ苦さに、三人とも満足の様子。そんな様子を見ていたわたしの表情は、それ以上に満足気だったのかもしれない。
〇日時 2014年3月29日(土)
〇行き先 自宅~天神堂古墳群~斐太神社~斐太史跡公園~自宅
〇メンバー わたし、三姉妹